2024年(令和6年度)も徳之島町の海岸清掃活動が始まりました!
2024年(令和6年度)も4月1日より海岸清掃作業が始まっておりますので、その様子を紹介させて頂きます。
海岸線の汚れ方にも年によって違いがあります!
海岸線の汚れ方には、年によって違いがあります。
過去を例にとってみますと、テレビなどでも報道がありました活火山の噴火による影響から発生した「軽石」の漂着問題。また、強い毒を持つクラゲの「カツオノカンムリ」が漂着するなど様々な問題が発生します。
昨年度から続く問題としては、漁業で使用するようなブイの漂着がとても多いという問題です。
こちらは、徳之島町の北部に位置する手々海岸の清掃の様子ですが、漂着ゴミの多さが見てわかると思います。
これだけのゴミを集めて運び出すには、「人海戦術」しかありません。
シルバー人災センターの会員さんたちが協力しあって海岸清掃を行っています。
この写真は、集めたゴミを前に撮影したものですが、ブイの多さがわかると思います。
なお、ビニール袋に入っているのは、ペットボトルです。
こうやって集めたゴミは、「海岸漂着物調査」ということで、漂着物に標記されている言語が「韓国語」「中国語」「英語」「日本語」なのかということを調べていきます。
テレビなどの報道でも知らされていますが、圧倒的に外国語標記のゴミが多いです。
漂着ゴミの中で「漁網」も問題になっています!
軽量なブイやペットボトルの他には、「漁網」の漂着も問題になっています。
「漁網」は、磯や瀬に流れ着くと、その性質からアチラコチラに絡みついて容易に運び出すことが出来ません。
そこで、潮汐を見ながら、鎌などを持って波打ち際で細かく切って運び出す作業が必要となるのです。
波打ち際から運び出すのも人力に頼るしかありません。
シルバーセンターには、60歳から入会することが出来ますが、そういった体力の必要な作業には、比較的若く体力のある方が運び出してくれています。
手押し車で何度も軽トラックまで往復して運ぶのですが、かなりの重労働だとわかると思います。
写真の手押し車を引く、森氏ですが、海が好きで、サップ、シーカヤック、オープンウォータースイムをこなす会員さん。「トライアスロンin徳之島大会」にもリレーのスイム担当で参加するなど元気あふれる会員さんなのです。
磯の上を歩く姿も、シャキシャキと若さ溢れます。
海岸清掃に必要なのは人材なのだ!
海岸を掃除するには、重機などに頼ることが出来ない為に、とにかく人の手に頼るしかありません。
こちらの写真を御覧ください。
ゴミが多い海岸を掃除するときには、1日で20人近い会員さんで作業することもあります。
これだけの人がいないと、広い海岸線を清掃していくことは、困難なのです。
1日の清掃で出てきたゴミの写真です。
この1日で集めたゴミを処分場まで運ぶのに、軽トラック約12台分の漂着ゴミがありました。こちらの漂着ゴミを軽トラックで運ぶのも、もちろんシルバーセンターの会員さんなのですが、安全の為にも、会員さんの運転適正能力や年齢も考慮して作業を、お願いしております。
まとめ
海岸漂着ゴミの問題は、テレビの特番などでも目にします。
そんな漂着ゴミから生まれ育った徳之島の海岸線の美しさを守っているのは、徳之島町シルバー人材センターの会員さんなのだということを知って頂けたら幸いです。
休憩中の会員さんの姿です。
お仕事を頑張った後の笑顔は、素敵ですね。
今回の記事にも紹介したとおり、60歳以上の高齢者の会員さんたちも、適材適所に配置して、自分に合ったお仕事をして頂くのが、シルバー人材センターです。
随時、会員さんも募集しておりますので、気になりましたらぜひご一報を!
コメント